PMSの話から少し横道にそれますが、30代前半、冷えとり健康法をやっていました。
ご存知の方も多いでしょうか?
体の冷えを取ることを目的とした、頭寒足熱の健康法です。
半身浴の状態を24時間維持させるために、シルクの五本指の靴下と綿の五本指の靴下を重ねます。
初心者向けの教科書的な本がこちら。
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私が読んでいたのは改訂前のこちら。とても読みやすいです。
当時なかなか子供を授からず、ようやく妊娠したものの、初期流産も経験してしまい、PMSも含め、自分の体と向き合っている最中でした。
そんな中、雑誌か何かで知った冷えとりの理論が、自分の不調にとても合うような気がして、その理論もとても腑に落ちたのです。
「締め付けのないゆるゆるの靴下を何枚も重ねる」「履き続けるうちに毒素が出てきて絹の靴下に穴があく」など、こうして私が部分的に説明すると、やや胡散臭いというか、「それほんと??靴下を買わせるための商売文句じゃないの?大丈夫?」と、思う方も多いと思うのですが、考案者の進藤先生の著書を読むと、さすがに説得力もあり、実行するしないは別として、「なるほど、こういう考えもあるんだな。」と納得すると思います。
当時の私の心には大ヒットしましたので、早速通販で専用の靴下を買い、お風呂以外の時間は真夏も靴下を重ね、サイズの大きい靴を買って頑張っていました。
この841さんというお店は当時から楽天でさまざまな靴下を売っており、説明などもとても丁寧で印象に残っています。
その他にも数店舗で買い物をしていましたが、冷えとり靴下の専門店は、店長さん自身が冷えとりを実践し、その良さを一生懸命伝えようとするようなお店が多いことも印象的でした。
夫の実家への帰省中も、夏なのに何枚も靴下を重ねてはく嫁を見てどう感じていたのかなあ・・・。
明るい義両親は冗談まじりに私と一緒に笑ってくれていましたが。
私のすることに何も否定的なことも言わずに、好きなようにさせてくれました。
とても優しくしてもらったな、と、今も思います。
肝心の体調ですが、冷えとり、とても良かったです。
下半身を温めることで、全身の循環も良くなり、生理痛も楽だったし、基礎体温も上がりました。
天然素材の靴下もさらりと気持ちが良くて好きでした。
ただ、国産シルクやコットンの靴下は値段も安くなく、何より1人目の子供の出産後は自分の靴下を重ねて履いたり、小一時間半身浴をしたりする時間も余裕も全くなく、とにかく自分にお金も時間もかけられなくなってしまったので、自然と冷えとり生活からは離れてしまいました。
先日の記事に書いた湯たんぽは、そういえば冷えとり生活時代の最後の名残です。
少しずつ子育ても落ち着いてきたこの頃、もう高級な靴下は買えませんが、体を冷やさない習慣は取り戻しても良いかもしれません。